出産という大仕事を終えて、いよいよ赤ちゃんとの生活が始まったけど…
もっと夫に家事や育児をして欲しい!という話をちらほら聞きますよね。
うちの場合は里帰りなしだったので、自宅に戻ってからは初めての育児で心身ともに疲れ切ることは間違いなし。
やって欲しいことをいちいち伝えなくても夫が自ら動いてくれることが理想ですが、うちの夫は決して気が利くタイプではなく、やって欲しいことは言葉に出して伝えないとわからないタイプ。
なので、私は妊娠がわかってからすぐに「プレパパにおすすめの本があるから」と、夫に育児本を何冊か読んでもらうことにしました。
あまり読書が好きではない夫のために、数ある育児本の中から選んだのは男性が書いている育児本。
私がアレコレ言うより、同じ男性の意見のほうがすんなり受け入れられるのでは…と思ったのですがこれが大正解。
本を読んだ甲斐もあったのか、家事も育児も自発的にやってくれてとても助かりました。
本を渡した当初は乗り気ではなかった夫ですが、読んでみたら女性の考えも理解することができてよかったと言っていました。
男の人って実際に体の中で赤ちゃんを育てているわけでもなく、やはり女性に比べると親としての自覚が芽生えてくるのが遅いと聞いたので、できれば産後ではなく妊娠が発覚したらなるべく早く読んでもらうこと!
一日でも早くパパの自覚を持ってもらえるほうが、ママにとっても心強いので。
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プレパパにおすすめの育児本
嫁ハンをいたわってやりたいダンナのための妊娠出産読本
『コウノドリ』のモデルになった産科のドクターが書いている本です。
産科の医師が書いているだけあって説得力は違います。
どちらかと言うと、生まれてからのことより、生まれるまでの心得みたいなことが多く書いてあります。
妊娠とはこういうもの、つわりの時はこうして、陣痛は男には耐えられない痛み、といったことをフランクな語り口調で書いてくれています。
妊娠ってどういうものかを知るにはまずこの本かな。
つわりの時期の接し方とか、流産についてのリスクとか、妊婦さんについて色々と知らないことが書いてあって、勉強になったわ。
プレパパの入門書とも言えるのではないでしょうか。
ちなみに夫、こんなことも言ってました。
コウノドリのドラマとか漫画でも十分勉強になるんちゃう?
この本を読んでもらう前にコウノドリのドラマを一緒に観ていたので、本の内容もイメージしやすかったようです。
なので、本が苦手な人にはまずドラマと漫画から入ってもらうのがいいのでは、とのことです。
新しいパパの教科書
この本は、「ファザーリング・ジャパン」という日本最大のパパ団体の講師の方たちが書いているパパ向けの育児書です。
プレパパから3歳児パパまでと表紙に書かれている通り、産後のママのケアからおむつ替えの仕方などこれぞ育児書といった内容が多く書かれています。
第1章~6章までありますが、個人的には第2章パートナーシップを是非読んでいただきたいです。
良い夫婦関係を継続するためには必読です!
本全体を通して父親としての自覚を促すような内容で、かといって上から目線ではないところが好感を持てます。
全体的に文字が大きくてイラストも入ってるから、本が苦手でも読みやすかったわ。
「つわりの時はこうして欲しい」とか、「育児は質より量」とか、女性の気持ちや夫に対して求めていることを理解するには、いい1冊やと思う。
ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋
この本は女性が書いていますが、男性視点と女性視点それぞれの考えについて書かれているので、プレパパにおすすめです。
タイトルどおり、産後に生じてしまう妻と夫の「ずれ」をどうしたら解消できるかということが書かれています。
この本は、夫婦二人とも読んでこそ意味があります。
産後のママのリアル、パパのリアルとそれぞれの視点で書かれている部分もあり、お互いの事情や考えを理解することができます。
できれば出産までに読んで欲しいですが、産後にすれ違いが起こってしまってからでも読む価値はあると思います。
男性視点で書かれている部分などもあり、「こう感じていたのは自分だけじゃないんやな」と思えたのがよかった。
女性の言葉や態度の裏に隠された気持ちも、この本を読んで納得できる部分があった。
読んでもらってから何か変わった?
本を読んでもらうまでは、健診の結果を伝えてもピンとこないのか「ふーん」といったような反応ばかりでした。
こちらとしては「あんたの子やねんからもっと興味もて!」なんですが、やっぱりお腹の中で育てている私とは違って実感が湧かないみたいでした。
日に日に大きくなってくるお腹をみて「すごいなー」とはいうものの、さわったり、お腹に話しかけたりはしない。
本を読んですぐに劇的に変わったことはないですが、私が健診の結果や自分の体の変化を伝えると、「本にも書いてあったわ。そういうときは〇〇したらええんちゃう?」というふうに自分の考えを返してくれるようになりました。
おー、プレパパらしくなってきたやん(笑)とこちらも嬉しくなりますよね。
本を読んでもらったことで、妊娠から出産までの大変さを少しでも理解してもらえたし、夫の子育て観も知ることができてよかったです。
産後にお互いイライラしないためにも、是非育児本を読んで夫婦で色々語り合ってみてください。