ジーナ式ねんトレ実践してみた~ぼちぼち家の場合~

ジーナ式ねんトレを実践してみた

こんにちは。

アインシュタインと同じくロングスリーパーな、ぼちぼち母ちゃんです。

  • 寝かしつけに時間がかかる
  • 抱っこでの寝かしつけが心身ともにつらい
  • 夜泣きがひどくて起こされる
  • 夜通し眠って欲しい

このブログに辿り着いたあなたは、こんな悩みを抱えているお母さん、もしくはこんな悩みは抱えたくないプレママでしょう。

かくいう私も、第一子を妊娠中、つわりも治まりきらない頃から産後の睡眠計画を入念に練っておりました。

生後しばらくの3時間ごとの授乳は仕方ないにしても、なるべく早くまとまった睡眠を取れるようにしたい!

赤ちゃんの夜泣きに悩まされたくない!という一心で、数々のサイトやSNSを渡り歩き、ネントレ本を読み漁りました。

そんな私がたどり着いたのが『ジーナ式』のねんトレ。

『ジーナ式』、聞いたことあるけど実際どんなん?って思っている人多いはず。

一部では軍隊式とも言われている賛否あるジーナ式ですが、結論から言うと、私はやってよかった!!

ぼちぼち家では息子が0ヶ月の時からねんトレを始めましたが、このジーナ式をベースにすることで毎日の生活が劇的に楽になり、より育児を楽しめるようになりました。

やらなかったら今日のぼちぼち家はないのではないかというくらい助けられたし、今も助けられてる。

私だけでなく息子も夫も快適な睡眠ライフを送れているのは間違いなくジーナ式のおかげである。

なるべく睡眠時間を確保したいお母さん、

毎日の寝かしつけが辛いと思っているお母さん、

子どもの夜泣きで悩んでいるお母さん、

赤ちゃんが生活リズムを習得するだけでこんなに違うって知って欲しい。

そう思って、ジーナ式の実践記録をブログに書くことにしました。

ジーナ式ねんトレを始める前の準備リストなどはこちら↓

ジーナ式のねんトレを始める前に ジーナ式ねんトレを始める前に

ジーナ式の概要

日本ではジーナ式と呼ばれているネントレですが、イギリスでナニー(日本でいうベビーシッター)をしているジーナ・フォードさんが提案している赤ちゃんの生活リズムを習慣化させる育児メソッドのこと。

この育児メソッドについて書かれているジーナさんの著書『赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』は、イギリスでもベストセラーで多くの人に知られています。

ちなみに息子は現在8カ月になりますが、これまで夜泣きはゼロ

一見関係ないようですが、夜泣きがなくなるっていうのも実はねんトレのおかげ。

ジーナ式は「1日を決められたスケジュールに沿って過ごす」ということを大切にしています。

赤ちゃんはお母さんのお腹から外の世界に出てきたばかりで、いきなり大人のような生活リズムでは過ごせません。

だからまず赤ちゃんに昼夜を教えて、体内リズムを身につけさせ、生活習慣を整えてあげよう!というメソッド。

体内リズムが整うことで赤ちゃんが自然と一人で眠ることができるようになり、寝かしつけも必要なくなる、と。

言うてることはわかるねんけど、実際ムズない??

赤ちゃんって、お腹すいたら泣く、眠くなったら泣く、オムツ気持ち悪いと泣く、それ以外でもとりあえず泣く…そういう生き物なんちゃうの??

でもジーナ式は、毎日決められた時間に授乳して、決められた時間に赤ちゃんを寝かせることを提唱している。

なんなら、「この時間帯にお母さんはコップ一杯の水を飲みましょう」なんて指示もある。(←マジ。でも実はこういう指示も大事だったりする)

しかもわかりやすく書いてくれたらいいのに、すべてのスケジュールは図や表ではなくつらつらと文章で書かれている。

せっかくジーナ式始めようと思っても、心折れること間違いなしである。笑

とはいえ、やっぱり産後の睡眠を確保したい気持ちは変わらないので、ぼちぼち家ではジーナ式を完璧にこなすのではなくできる部分だけ取り入れてやってみることにしました。

いざ実践!ジーナ式

生まれてからしばらくは哺乳力が弱く直接母乳が飲めなかったこともあり、毎回搾乳しては20~40mlを30分以上かけて飲ませていました。

搾乳→授乳→搾乳機や哺乳瓶を洗って消毒→寝かしつけまで、一度の授乳にかかる時間は約1時間半。

深夜0時に授乳を開始し、うまくいけば1時半にようやく寝ることができます。

なかなか飲んでくれなかったり寝てくれない時は2時間以上コースなので、1時間もしないうちに次の授乳タイムになります。

息子は少し小さめで生まれたので、生後3週間を過ぎた頃にようやくジーナ式(ぼちぼち家ver.)のねんトレをスタートすることができました!

とはいえ、睡眠不足でぼんやりした頭で軍隊のような細かいスケジュールを実行していくのは思った以上に大変でした。

ちなみにジーナ式は、授乳や睡眠をスケジュール通りにするだけでなく、赤ちゃんと大人は別々の部屋で寝るとか、お部屋は真っ暗にする(遮光1級カーテン)とか、色々と決まりがあります。

暮らしている環境によっては全部守れないこともあります。(←ぼちぼち家も全部は無理でした)

ぼちぼち家では、授乳と睡眠はスケジュールにそって、昼寝はリビングで、夜寝かせる時は部屋を暗くする、赤ちゃんとは同室で別々のベッドという環境で実践しました。

もちろん、寝かしつけについては抱っこは一切せず、ベビーモニターで見守りスタイル、寝ない時は様子を見に行くというジーナの教えを徹底。

ねんトレを開始したばかりの頃はなかなか目に見えた成果も出ませんでした。

今思えば、1週間そこらで赤ちゃんがすぐにスケジュール通りに寝起きしてくれるわけないですよね。笑

詳しくはジーナ式ねんトレ1~2週目のスケジュールに載せていますが、ネントレを開始した当初の記録がこんな感じ。

ブルーの部分が息子が寝ている時間。

見事にバラバラですが、ねんトレ続けていくと半月~1か月後にはこうなる。

ねんトレ開始当初こそスケジュールに縛られてしんどかったけど、慣れてくると逆にスケジュールが決まっていることで自分の時間を確保しやすくなり、お出かけもできるようになってきました。

ジーナ式のメリット

ねんトレを開始する前は長くても2時間しか連続で寝てくれなかった息子も、開始2か月で夜は平均6時間前後続けて眠れるまでに成長!!

何度か心が折れそうになりながらも、とりあえず3か月!と頑張ってみてよかったです。

世間ではねんトレをしなくても夜通し眠ってくれる赤ちゃんもいるようですが、当初2時間しか眠れなかったことを考えるとすごい成長ですよ!

母ちゃん、感動…

ジーナ式を始めてから、寝かしつけが必要なくなったり、赤ちゃんの要求がわかるようになったりと睡眠以外の面でもいいことがたくさんありました。

1.赤ちゃんが泣いている原因がわかる

お腹すいた、眠たい、ゲップしたいなどなど…赤ちゃんは全て泣いて欲求しますが、実は泣く前に色んな方法でサインを出しています。

ジーナ式のスケジュールに沿って生活していると、10時に授乳…11時半から昼寝…というふうにいつ何をするのかというスケジュールが決まっているので、赤ちゃんが泣きだしても

「さっき授乳したからお腹がすいているわけではないな」

「寝る時間が近づいてきているから眠くてないているのかな」

「ミルクも飲んだし、よく寝たし、それ以外の理由かな」

という具合になぜ泣いているのか原因に気づいて先回りすることができるので、赤ちゃんも無駄に泣かずに済み、お母さんの気持ちにも余裕が生まれます。

私は息子が泣いている理由がわかるだけで、精神的にすごーく楽になりました。

2.寝かしつけが必要なくなる

抱っこで長時間ゆらゆらして腕も腰も限界…

やっと寝たと思って降ろしたら泣き出すいわゆる背中スイッチとの戦いも、ねんトレで赤ちゃんがセルフねんねを習得することでなくなります。

ジーナ式では決まった時間に決まった環境で寝かすことを繰り返すので、赤ちゃんが一人で眠れるようになります。

寝かしつけがなくなることで日中に自由な時間が増え、夜は夫婦の時間を持てるようになりました。

3.日中にぐずることが少なくなる

体内リズムが整うことで、睡眠や授乳の時間も定まってきます。

突然お腹がすいて泣きだしたり、日中のねんねでぐずることが減り、お昼にご機嫌で過ごしてくれる時間が増えます。

赤ちゃんがご機嫌=お母さんもご機嫌

4.お母さん以外の人でもお世話ができる

ジーナ式ではスケジュールが決まっているので、お母さん以外の人にお世話を頼むときも明確です。

「〇時になったらミルクをあげて、〇時になったらお昼寝させてね」と指示が明確にできるし、寝かしつけがいらないのでお世話をする人も助かります。

5.スケジュールが決まっているから外出の予定を立てやすい

何時に授乳、何時から何時まではねんねという具合に一日のスケジュールが決まっているので、お出かけもあらかじめ時間を決めることができます。

普通の赤ちゃんはいつお腹がすいて泣き出すかわからないし、ねんねの時間もバラバラなので、いつ起きるかわからない中おでかけしないといけないですよね。

6.夜泣きしない

赤ちゃんの夜泣きは生後3か月くらいから、長い子は1歳半頃まで続くと言われています。

うちの息子は8か月になる現在まで夜泣きゼロ。

これはねんトレでセルフねんねを習得しているおかげなんだそう。

赤ちゃんは眠りが浅いので夜中に目を覚ましてしまうことは仕方ないんですが、その後自分で眠れるかどうかが大事!

寝かしつけでしか眠れない赤ちゃんは自分だけで眠ることができないので泣きますが、セルフねんねを習得している赤ちゃんは自分だけで寝ることができるので、夜中に目が覚めてもすぐ勝手に寝ます。

ジーナ式を始めてみようと思った方へ

最初の半月程度はスケジュール通りに過ごすことが大変に感じるかもしれませんが、慣れてくると逆に楽になります!

実際にジーナ式を実践した初日は1時間以上ギャン泣きされましたが、2日目からはギャン泣きはなくなり、時間はかかるものの抱っこでの寝かしつけなしで寝るようになりました。

ジーナ式の細かい決まりごとやトラブルの対処法は実際に本を読んでみてください。

ねんトレ以外のことも育児についての目からウロコな情報が色々と書かれているので、とても参考になります。

お母さんも赤ちゃんもスケジュールに慣れるまでは少し大変かもしれませんが、『ジーナ式』を実践し軌道に乗ってくると育児が楽になりますよ!